ヴィラ蓼科閉館のお知らせ2012 - 12.28
２０１２年１２月２８日
直営保養所をご利用の皆様へ
富士通健康保険組合
ヴィラ蓼科閉館のお知らせ
いつも保養所をご利用いただき、誠にありがとうございます。
２０１１年７月１日より休館しておりますヴィラ蓼科ですが、本年１２月３１日を以って閉館
することとなりましたので、お知らせいたします。
記
１． ヴィラ蓼科の状況について
ヴィラ蓼科がある地域は「蓼科観光開発（株）」が開発を行ない、個人の別荘、ホテル
や法人の保養施設向けとして分譲を始めました。
同社は開発した地域の上下水道及び温泉を供給する事業と、同時にホテルや水族館
などの営業を行ない、広く観光業を展開しており、当健保組合では、分譲された一画を購
入、１９９４年８月より保養所「ヴィラ蓼科」として開設し、同社から上下水道及び温泉の供
給を受けながら営業をして参りました。
レジャーが多様化するなか、２００１年をピークに蓼科地域の観光客は減少の一途をた
どり蓼科観光開発（株）は、別荘販売、観光事業、ホテル事業の不振により、売上の減少
に伴う収益の悪化から、資金繰りに行き詰まり、２０１０年２月に破産しました。
その後、破産管財人が事業を引き継ぎましたが、２０１１年６月を以って終了となり、上
下水道及び温泉の供給が止まったため、ヴィラ蓼科は休館となり事業を行なう企業を待ち
ましたが、進展はなく現在に至っております。
２．ヴィラ蓼科の閉館について
健保組合の事業は被保険者の皆様及び会社からの保険料で運営をしておりますが、ヴ
ィラ蓼科の利用人員は２０００年度の９，２００人をピークに、２０１０年度では７，２００人と
減少しており、収入となる利用料が減少し、赤字運営が続いております。
蓼科観光開発（株）の破産から間もなく２年を迎えますが、上下水道及び温泉の供給の
見込みはなく、自前で設備を整備することも検討しましたが、多額な投資が必要となり断
念いたしました。
また、運営を再開するには、休館により停止している各種設備、備品のメンテナンスが
必要であり、相当額の費用が発生します。
健保財政が悪化するなか、ヴィラ蓼科の赤字改善が難しいこと、再開には多額な投資が
かかるなど、再開は非常に困難な状況です。
ご利用の皆様からは、再開を望む多くの声を寄せていただきましたが、様々な状況を踏
まえ、総合的に判断をした結果、止むを得ず閉館に至ったものです。
３．他団体施設について
ヴィラ蓼科の近隣には、当健保組合の他６団体の保養所があり、ヴィラ蓼科同様休館し
ております。
６団体のうち４団体は閉館または閉館の準備に入っており、残る２団体については再開
を模索していますが、再開は厳しい状況です。
４．契約保養施設
ヴィラ蓼科の閉館に伴い、代替え保養施設として、蓼科地域周辺の宿泊施設と利用契約
を締結いたしますので、改めてご案内申しあげます。
長い間ご利用いただきましたこと感謝申しあげます。
以 上
［担当：保養所グループ ０４４-７３８-３０１２］